妊婦と青汁
担当医師に相談してから飲んだ方がいいですが、妊婦にも青汁はとてもいいのです。
妊娠中は食べたいものが思うように食べられなかったり、食べ物を制限されたりしてうまく栄養を摂取することが難しくなります。
そんなとき青汁を飲むことで、体の栄養バランスを整えて足らない栄養を補うことができるのです。
青汁の中に含まれている成分の「葉酸」は、妊婦が1日に400gは摂取するといいと厚生労働省からもすすめられている成分です。
葉酸については母子手帳にも記載されるほど妊婦には重要な成分なのです。
葉酸は赤ちゃんの体を神経管閉鎖障害にならないように防ぐ効果があります。
神経管閉鎖障害になってしまうと、中枢神経の元がうまく形成されなくなってしまうので、赤ちゃんが生まれつき歩けない、膀胱機能が働かない、直腸が働かないなどの障害を持ってしまうのです。
さらに赤ちゃんだけではなく母体にも大きな影響を与えて流産や死産する危険性も高くなります。
葉酸を毎日400g摂取することによって、この神経管閉鎖障害が発症することを7割近くもの確立で防ぐことができると言われています。
葉酸は本来ホウレンソウや芽キャベツなど青野菜をたくさん食べることで摂取できる成分です。
ただしかなり意識して食べなければ1日に400gはなかなか摂取できません。
青汁なら毎日飲み続けるだけでそれが可能になるのです。
青汁1杯あたり葉酸は150g含まれているそうです。
ですから1日に2杯から3杯青汁を飲むと必要量の葉酸を摂取できることになります。
このように青汁は母子の健康のために大変役立つ飲み物なのです。
ただし妊娠中は体が普段よりも食べ物に敏感に反応することがありますから、必ず事前に担当医師に青汁の成分を見せてチェックしてもうらうといいです。
また過剰に摂取することも体によくありませんからやめてください。